もるげん式タスクリスト ~運用の仕方~
気付いたら令和3年もひと月目が後半に入っていました。
緊急事態宣言が出てますが、いまだに横ばいの状況が続いています。
それでもやれることはひとつ。
三蜜を避け、手洗いうがい手指消毒の徹底、家族以外との会食を避けること。
これに尽きます。
医療者の端くれであるもるげんも自粛しながらなんとか医療を提供している次第であります。
……そろそろみんなとお酒を飲みに行きたいものですね。
今日のお話は「もるげん式タスクリストの活用法」です。
前回のお話(年末まとめの記事)でも書いていますが、この3ヶ月くらいは自分で作ったタスクリストを運用しています。リマインダーともいうやつですね。
で、このタスクリストが自分の中でなかなか良い塩梅なのでちょっと、ここで運用方法とかもまとめてブログにしてしまおうかなと思った次第です。
とりあえず、自己流でやっているこのタスクリストを整理してどういう風に使うのがいいのかを考えてみて、更なるブラシュアップとかをねらいつつ、ちょっとしたライフハックとして紹介していきます。
書いてたら長くなったので、前編は「運用の仕方」について。後編は「メリットとデメリット、そしてコツ」についてやっていきます。
今回は「運用の仕方」についてやっていきます。
なんでタスクリスト?
そもそもなんでタスクリストなんてものをやろうかと思ったのか。
普段の仕事とかではtodoリストまがいなことはやったりしてたんですが、基本的に頭の中で整理してれば家事とかも含めて大きな支障はなかったんです。
ただ、何かの「できる人は1日3つのことに絞ってやっている!」みたいな啓蒙記事に触れたことがあって、それを真似して1日やることを3つに絞ったりもしていたんです。具体的なやり方とその記事はどこかに行きましたが、これ自体はそれなりにいいものでした。
自分の場合、仕事や家事、創作などと多岐、多目的化してしまって1日3つとかでは追いつかなくなったんです。これだと「漠然と何かをやる」みたいな状況になってしまうのです。「掃除をする」だと雑巾で拭いたりとかを省略して居間の掃除機掛けだけで済ませてしまったり、みたいな。そもそも漠然としているので何をやればいいか分からなくてとりかかるのに時間がかかったりしてしまったんです。
こんな状況で続けてもいかんなあ、と思っていた最中、これまた別の「タスクリストを作るといいぞ」的な記事に出会って試してみることに。ただ、この記事では専用のアプリが有料だったので、記事に書かれていた基本コンセプトだけを真似て、独自流にタスクリストを作り、運用し、修正して改善していきました。
その結果、今の「もるげん式タスクリスト」が出来上がりました。
「もるげん式タスクリスト」の実際
もるげん式は現在、文書共有アプリの「evernote」でやっています。
なんでevernoteなのかは後編で説明します。別にevernoteにこだわる理由はなく、複数端末共有できて、チェックボックスが作れる書式のあるアプリなら何でもいいと思います。
自分は仕事でたまたま使っていたので、evernoteでやっているだけの話です。
で、実際にどんなふうにやっているかというと、下のような画面になります。
この画像で分かる通り、自分のタスクのリストはいくつかの「階層」に分けています。
「今日」「今週」「来週以降」「今月」「来月以降」といった感じです。
基本的には左側のほうが細かく、右のほうは大まかな内容を意識しています。
「今月」や「来月以降」にざっくりと今月は何やろうか、今後やらなきゃいけない内容を貯めておいて、月替わりに「来月以降」の中から今月やるものを「今月」の階層に加える。
さらに「今月」の内容を「今週」「来週以降」により細かく列記していく。整理し終えたら、「今週」の中から「今日」の階層にいくつか入れる、一日が終わったらまた「今週」から「今日」に新しく入れる。一週間が終われば「今週」に「来週以降」のタスクを加えていくといった流れです。
ただ、先ほど「階層になっている」と言いましたが、これは右から左に下位階層になっているというよりは、一部は同一階層にあると考えてください。
つまり
「今日」<「今週」<「来週以降」<「今月」<「来月以降」
ではなく
「今日」<「今週」=「来週以降」<「今月」≦「来月以降」
と、こんな感じです。「今月」を細かく「今週」と「来週以降」に分けている感じです。
具体的な運用
ここからはどう運用するかを見ていきます。
例えば、11月に「そろそろ大掃除しなきゃなあ」と思ったので「来月以降」に「大掃除」を入れておきます。
そうこうしていたら12月になりました。12月の月頭に「来月以降」の階層を整理、今月中にやらなければいけない「大掃除」の項目を「今月」に移動させます。
次に、「大掃除」の項目を「来週以降」にもコピーしておきます。ここで大事なのは、下位項目になったときにも上位階層の項目は残しておくことです。この後も「大掃除」という項目が「今月」と「来週以降(あるいは今週)」、「今日」に併存するのです。完了したタスクを消すのは、その階層の更新する日です。その理由は後編に書いておきます。
さて、「来週以降」に「大掃除」を置いたら、これをさらに細分化します。例えば「居間の掃除」「窓の掃除」「お風呂掃除」といった具合です。このように、大きな仕事には下位項目を作ることを意識しています。
12月の第1週には大掃除まだしません。なので、大掃除の項目(とその下位項目たち)は「来週以降」に鎮座します。居座ります。
週を経て、年末が近くなったので、大掃除を「今週」のリストへと追加します。
この際、この週に大掃除するぞ!というときに細分化した項目ごと「今週」のリストへ加えます。今週はお風呂掃除だけなら、「今週」リストへ「大掃除」と「お風呂掃除」を移動させます。「窓の掃除」などは「来週以降」に残っています。
いよいよ大掃除をする前日になったら、「大掃除」と「お風呂掃除」の項目を「今日」のリストへとコピーして入れます。
そして掃除が終わったら、「今日」「今週」のお風呂掃除のチェックボックスにチェックを入れます。下位項目すべてが終われば、「今週」「今月」の大掃除のチェックボックスにチェックします。
これで大掃除はおしまいです。
ざっくりと、何か大きなタスクの場合にはこのように処理していきます。
その他に、「今日」の項目には毎日やらなければならない項目(ゲームのログイン、メールチェック、読書をする、勉強をするなど)や「今週」には同じように毎週しなければならないこと(掃除や洗濯、ゴミの収集)をレギュラー入りさせています。こうすると家事や仕事の中でも毎日するタスクは抜けなくこなせるようになります。
このようにリストを作ったら、あとはチェックボックスを埋めていくだけです。
リストは仕事や家事の合間に頻回に確認するようにします。
例えば朝起きたらまず確認する。食事が終わったら見るといった具合に。最初のうちは忘れがちかもしれませんが、人間習慣になると忘れないものです。「習慣化」させることを意識します。最初のうちはタスク1つ終わるたびに確認するといいかもしれません。
1日の終わりにタスクリストのチェックボックスを外し、流用するものはそのまま置いておき(ログインなど)、完了したタスク(大掃除など)は「今日」のものだけを消します。
同じタスクが「今週」「今月」にあるなら、これらにもチェックを入れますが消しません!
これには理由があるので後編で説明します。
とにかく、タスクを消すのはその階層のリストを消す時。「今週」であればその週が終わるときに、「今月」なら月替わりにチェックの入っているタスクを消します。
そして、「今週」から未完了のタスクを「今日」に移動させてまた明日、タスクリストを消化していきます。
この点がもるげん式の特徴的なところですね。
もるげんの場合、「今日」のリストは1日の終わりに整理し、「今週」は日曜日に、「今月」は月初めの日曜日に整理することにしています。
もるげんのタスクリストはこんな風に運用しています。
今回はここまで。ぶっちゃけここだけでもタスクリストとして運用できます。
しかし、あくまで具体的な使い方だけしか書いていません。使うには「何のために」「どんな利点があるか」を理解しなければなりません。併せて、マイナーチェンジするには「この方法の何がデメリットとなっているのか」も知る必要があります。
今回は「ハサミ」という道具の形と使い方についてのみ説明しています。この「ハサミ」を実生活で使ったり、改良するには「目的」と「欠点」を知らなければなりません。
それが後編になります。
個人的には後編のほうが読み応えも内容も充実しているので、是非とも読んでいただければと思います。
それでは、後編をしばしお待ちを。