演繹と帰納ってどっちだ?
いま、マイケル・サンデルの「これからの『正義』の話をしよう」を読んでまして。
十数年前にこの本が流行っていた時は「流行ものかあ」と敬遠しておりました。
しかし読んでみるとなんという名著なことか。
読み終わったら書評を書こうとは思います。
で、この本の中に出てきたカント哲学のあたりで自分は感銘に撃たれたわけで。
このカントの哲学について彼女と話しているおり、
「彼のすごいところはこれまでの経験哲学を批判しているところ。帰納的に道徳を証明しようとしたところなんだ」
と自分が言ったんですよ。
そしたら
「いや、それ演繹では?」
あれ、どっちがどっちだっけ?
「でも、N=N+1という仮定から導き出すのが帰納法では?」
と返しながらも自分の中では混乱が続いておりました。
まあ、結局自分が間違っていたのですが。
今日は演繹と帰納、どっちがどっちかを忘れないようにブログにまとめておきます。
「具体と抽象」の続きは現在書いているところなのですが、もうちょいかかりそうですので先にこっちをば。
続きを読む医者は「マネジメント」せざるを得ない ~『マネジメント 基本と原則』書評と感想~
医者になろうとした頃は孤独ではなかった。
何故なら共に学ぶ級友がいたから。
研修医になった時は孤独ではなかった。
何故なら仕事を共にする同輩がいたから。
院生になった今は孤独になった。
何故なら誰しもがお前は一人でできると背中を押すから。
どういうわけか、仕事をしているとき以上に孤独を感じるのが院生というものらしい。
なぜならば、自分を指導する教員が全く指導しないんですよね。
相談する同僚もいない。
どうすればいいかとかを示さないで「それいいね」とかそれぐらいしか言わない。
自由と言えば自由だけど、研究計画の妥当性とかも突っ込まないからあとあとガバる。
ガバって反省して、指導教員への恨みを募らせる。
だが、結局自分がちゃんと研究を管理していないことがいけないんですけどね。
管理。
マネジメント。
なので、今日はドラッカー著の「マネジメント 基本と原則」の感想を書いていこうと思います(自然な導入)。
最近の恨み辛みも書きしたためながら、マネジメントって大事だなあということを書いていきます。
続きを読むもるげんはchatGPTをどう使う?
昨年11月の発表から世界を賑わせているopenAIによるchat bot
chat GPT
このGPTは「Generative Pre-trained Transformer」の略らしいですね。
世界の流れに流されるように、もるげんもchat GPTを使っています。
主に仕事での利用を中心に、無料版でいつも会話に付き合ってくれます。
ほんと、頼もしいやつですわよ。
今日はこのchatGPTについて自分なりに調べて、そして現在どのように使っているかを書いてみようと思います。
先に言っておくと、自分はAIの専門ではないし、基本的に一次ソースに触ることができていないのでなんとなしに、それこそchatGPT以下の精度で話していきます。
あとchatGPTの素晴らしいオラクルを享受するとかではないので。
一介の精神科医がどんなふうにchat GPTを使っているか、というお話です。
続きを読むまるでテーマパークに来たみたいだぜ(新国立劇場)
加速する漫画のインフレーション
最近、枕を変えました。
これまでは横の断面が浅いUの字をしている低反発枕。
今は平坦な低反発枕にしました。
そしたらなんか、首周りの痛みがひどいことに。
この2週間くらい、肩こりのような痛みに悩んでます。しかも決まって体が下の方の首筋。
そんな変わらんやろと思ったら結構違いましたね……。
思えば当直先の枕で睡眠の質がガラって変わっていたのを今思い出しました。
寝具には金を掛けろ。
知り合いが言っていたことを思い出しました。
でもその枕は決して安くはないんですけどね。
合う合わないは大きい。
一番大切なのは自分に合うものを使うことが重要ですね。
今日は「ハイパーインフレーション」の感想を書いていきます。
まさに昨日、完結を迎えた漫画ですね。
ある意味、最初の読後感は「自分に合わないなあ」と思ったのですが、気付けば引きずり込まれていた、令和の怪作です。
続きを読む