ウクライナの衝撃
寒かった日々が少しずつ和らいで、花粉が舞う季節になってきました。
キツイ時期なんですけど(結構重い花粉症なので)、春を待つというのは心地よいです。
特につぼみが膨らみ、空が明るくなる朝は胸に温かな気持ちで溢れるのです。
……だからと言って花粉を許すわけではないですが。
そんなこんなで時間が過ぎてゆく。
気付けば二月も終わりそうなんですが、またブログ書いてねえじゃんというわけで。
どうしてって、そりゃ仕事が忙しかったんですよ……
プロットをまとめたりもしてたんですよ……
ポケモン捕まえたり……
デュエリストになってたり……
久しぶりに遊戯王に触ったら、いやあ面白いことなんの。
環境の高速化が著しいですが、それも一興です。
そんな中で書きたいブログネタとかはあるんです。
「家族」については今も書いている最中ですし、この前見た「グッバイ!ドン・グリーズ」の感想も書きたいなあ、とか思っているわけです。
今日だって「ウェストサイドストーリー」を見てきたのでその感想だってある訳です。
しかしながら、世間はそんなことすら吹き飛ばす出来事がおきてしまった。
ロシアによるウクライナ侵攻。
実質的な大国による宣戦布告です。
これまで米国のアフガン攻略や中国の香港併合などはあれど、ここまで大々的な軍事進攻はこれまで自分は見てこなかったのですよ。
それで今日は、このことをここに書き記しておきたいなあと思い、簡単にですけどこのウクライナ侵攻について書いていきます。
そんなことを書こうといったわけですが、自分は地政学者ではないのでそこまで大きなことは語れません。
ただ、この件については周りの人よりはそれなりに危惧というか注意は払っていました。
理由としては主に投資的な理由です。少し前から投資を始めたのでウクライナ情勢は如実に相場への影響が大きかったのです。おかげで最近は含み損がすごいことになってます。
米国やNATOが配備されて衝突が匂わせられたらまた相場が下がる。でも最近は撤退の話も出てるからどうなのかなあ、とか。
投資を始めたおかげで世界情勢や政治に敏感になったのはちょっといいことですね。
そういう感じで今日も株価をチェックしたら日経平均がすごいことになってるわけですよ。
26000割れとか、軽く悲鳴出ましたね。ポートフォリオを確認したくないので速攻証券会社のページを閉じました。
流石にこれは何か理由があるに違いない、と調べたらニュースサイトで「ロシア、ウクライナへ侵攻」とか出てるわけですよ。
子供ながらに感じた、911の衝撃を、311の衝撃を思い出しました。
ウクライナ情勢は正直、どうせ大規模な軍事衝突にはならんだろうなあ、とタカを括っておりました。
これまでのこういう軍事的な情勢はたいてい小規模な衝突があって調停が結ばれる。
今回もそれぐらいが落としどころかなと思っていたんですよ。
少なくとも、安保理にあるような大国が自ら宣戦布告して堂々と侵攻作戦を展開するとは思わないのですよ。
第二次大戦以後、常任理事国を代表とする国家が戦争をする例は極端に少なくなり、代理戦争の形を取るようになった。その後は民族浄化などの民族紛争が中心となり、戦場も正面切っての戦いよりもゲリラ戦、市街地戦、情報戦にサイバー戦と不透明化、小型化、複雑化、ミニマムへと変化していったのです。
ここでのロシアの動きは時代の流れとは大きく異なる、まさに旧世代のような動きなんですよ。
大国同士の戦争を回避するための相互破壊認証という緊張状態で成り立っていた秩序が崩壊してしまったと言っても過言ではないんです。
加えてロシアが民族独立をお題目に掲げていることがかなり不味い。
当事者が独立したいと言っているのならわかるし、これまでの大国もこっそり支援するくらいの動きだった。それが堂々と介入してくるのです。
いや、隣国がこういう理論を振りかざすって恐ろしすぎるんですよ。
分かりやすく言えば北方領土を武力制圧されてしまうかもしれない、というわけです。あそこを外交のみでどうこうできるとは思いませんが、今回の件で向こうは気軽に武力行使というカードを切ってくるわけですよ。
一方で中国はこれについてやや肯定よりですが強く言及していない印象。民族独立のお題目は香港や台湾、ウイグルの火種を抱えている中国には少し難しい問題かもしれませんが、否定しないのはそのカードを使いたいからなのかも。
いずれにせよ、日本含む米国、NATOの西側諸国が今後どういう対応をするかが問題です。
強気の対応であれば全面戦争の恐れが、弱気の対応ではこのロシアの侵攻を止められず今後の世界安全保障について問題が生じるわけです。
まさか、自分が生きている時代にこんなことになるとは。
今後も注視しないといけませんなあ。