西側物語 ~ウェストサイドストーリー感想~
と書くと、まるで冷戦時代の標語みたいですね。
そんなわけではなく、このまえ見たウェストサイドストーリーの感想を簡単にですけど書いていこうかなっていう次第です。
最近は数年ぶりに始めた遊戯王が面白くて面白くて……
宗教上の理由で課金はしていませんが、青春時代を遊び倒したカードゲームなのでいくらでも遊べてしまうんですよね。
本当は勉強とか読書とかもしたいんですけどゲームとかで気分転換をするのも大事ですね。
時間が足りないなあ。いろいろやるには、効率的にやらなきゃいけないので。
ウェストサイドストーリーは有名なミュージカルですね。
現代アメリカで街のギャング同士の戦いとその中で主人公とヒロインの恋を描く、まさに王道な展開。
今回はメガホンをスピルバーグがとっていることもあってか、単純なダンス描写だけでも気持ちいいけれど、カット割りとロングカットが際立たせる。
限りなくミュージカルというか、劇場的な演出だけれども映画のスクリーンに落とし込んでいるのがうますぎる。
どのシーンも見ていて気持ちいい映画です。
ここからはストーリーに関して。
自分はミュージカルはあまり多くを見ているわけではないのですが、多少は劇場で見たりもしています。
特に新劇でみたレミゼラブルは本当によかったなあ。
そんな多くはない知識の中ではありますが、ミュージカルは悲劇的な展開が多いなと。それはシェイクスピアから連なる悲劇的な運命が共感を生むからですかね。
ウェストサイドストーリーも、まさに「ロミオとジュリエット」的な要素をふんだんに盛り込んでおり、後半のすれ違いなどはその骨頂と言えます。
ただ、今回の映画ではその悲劇的な部分もくどくなく、割とあっさりとしているので見ることにあまりダメージを負わないんですよね。
この辺りも意識して作られているのかなあ、とか。
余談ではありますが、自分はこの物語のタイプの「一目惚れ」に共感ができないんですよね。
これを「真実の愛だ!」とする二人になぜか、自分は冷めた目でみてしまいます。
おそらく、自分の愛や恋に対する考え方が大きいのかなあ、って思います。
別に二人の感情が嘘だとかと言いたいわけではないのですが、その感情に愛と名付けるのに抵抗があります。
そもそもとして自分がそういう燃え上がるような感情に乏しい、というのもあるのかもしれませんが。
皆さんはそういう恋をしたことがあるのでしょうか。
などと思ったり。
今日はあっさり目でこの辺で。
あっさりとはしてますが、正直語るところがないくらいの完成度を有する映画です。
まだやっている映画館もあるのでぜひ見てみてください。