もるげん3分前

もるげんれえてとそのサークル「Horizont」のスペース。宣伝の他に呼んだ本や映画の感想、最近のこととかを書いていきます。pixiv→http://www.pixiv.net/member.php?id=270447、ツイッター→https://twitter.com/morghenrate

もるげんの2020年大総括 ~変化~

いよいよ今日は大晦日
いわゆる年末です(いわゆるじゃないと思う)。
もともと月末が晦日と言われていて、最後の月末なので大晦日であると。
晦日も、三と十でミソカと読むともいわれているらしいですね。
お味噌とは関係ないんですねこれが。

 

激動、激変の2020年が終わりを迎えようとしている最中、もるげんは当直をしながらこの記事を書いています。
今年一年の振り返りを、自分語りのようにつらつらと述べてみようと思っているのです。
誰かに読んでほしい、というよりもこの記事は、改めて言葉にしてみることで来年に活かしていくことが目的です。
どんなふうにもるげんが今年を駆け抜けていったのか。
興味あればご一読を。

興味ない皆様におかれましてはここにて平素よりの感謝を。
またツイッターとかでどうしようもないことを呟いたり、Pixivで小説とかを書いていると思います。
気が向いたら突いたり、構ったりしていただければ幸いです。

ちょっと早いですが、良いお年をお迎えください。

 

それでは、以下自分語り。

 

 

今年は本当にたくさんのことがありました。
たくさんありすぎて、なんというか、なんと言えばいいかわからないくらいに。
多くのコトの中で、もしもるげんが今年を一言で表すなら、「変化」の一言を選びますね。
今まで当たり前だったものが過去になり、新しい環境になり、変わったと思ったら元に戻り、けれどもそれは本当に元の通りではなく。
変わらないものはないのだけれど、そんな中でも今年は変わるものを否が応にも意識させられる一年になりました。
そんな日々を、ちょっとばかりフラッシュバックしてみます。

 

今年、一番大きく変わったものといえば、それは職場についてです。
3月で研修医を修了して4月から精神科医として新しいキャリアがスタートしました。
様々な診療科を回るのを終えて、ひとつの診療科に専念して研鑽する日々が始まりました。
最初こそ右往左往していましたが、今では未熟者なりに何とかやっています。
色んな患者さんに出会ったり、本を読んだり。論文を読んだりなんかして勉強しながら過ごしております。

 

今年一年はとにかく精神科というものに慣れようという気持ちで臨んでました。
出会った症例ごとにとにかく勉強して、あとは個人的な興味のある分野とかも勉強して。分からんことだらけでうんうん唸りながら教科書とにらめっこ。
専攻医としては症例のレポートとか症例集めとかやらなきゃいけないので、来年はそっちのほうを中心に動いていかないとかなあと。
キャリアとしては大学院に行くかどうかを悩んでいる最中で。院に行くとキャリア的にはいろいろとメリットが大きいのですが、ぶっちゃけそれは大学とか病院長を目指す感じなんですね。一勤務医でいいなら、別に必要ないかなあとも考えてます。お金もかかりますし。年収も減りますし。
ただ、今後の就職を安泰のものにするなら院卒は欲しいなとも最近考えてます。
この辺りはもうちょい、色々と考えてみます。

 

色々と仕事は大変でしたが、充実した一年でした。自分としては一生の仕事にしていきたいです。
気付くことも多く、気付かされることも多い。いろんな問題に直面する職業ですが、学びと成長を与えてくれるなあって感じています。

 

仕事も忙しかったんですが、私生活もそれなりに忙しかったです。
とくに年度替わりは新居への引っ越しもあり、コロナもあっててんやわんやでした。
コロナについては、割と郊外の病院であることとか精神科の特徴もあって、自分はあまりコロナそのものの影響は受けませんでした。
ただ、仕事や生活面からはその影響は多かったです。
特に10月ごろまでは友人と会うことすらほとんどない1年でした。その10月に少し会っただけで、今日に至るまで本当に人と会うことが少なかったですね。
別段、これは自分だけではないですが、その影響って大きいなあと。
自分は特に一人でいることに苦痛はない人間なのですが、それでもやっぱり誰かと話したり過ごしたりする時間というのは大切なものだったんだなあって感じられます。
年明けくらいは仲のいい友人に挨拶しに行く予定だったんですが、コロナの勢いが思った以上にすごいためそれもキャンセル。
例年の如く映画三昧の年明けを過ごすこととします。

 

新居の方は家具を買ったり家電を買ったりして、7月ごろまでは内装を整えるのに手いっぱいでした。
もともとその予定ではいたんですが、毎週土日がそれでつぶれて、ただでさえ当直で土日が少ないので自由に使える時間が少ないのですよ。
今年前半は、コロナや仕事のこともあって本当に忙しかったなあ、と。

 

もう一つ、私生活のことで変化があったことがあります。
実は4月から彼女と同棲していました。かれこれ2年ほど付き合ってました。
はい、過去形になっていることからお察しのとおり、10月ごろに別れています。
理由については、「自分が他人と生活することが苦手であったこと」「その苦手を克服しようとしなかったこと」「そも、結婚する気がなかった」です。
なんとなく自分がそういう人間だと思っていたのですが、想像以上に他人と共同生活を送ることが苦手な人間だったみたいです。
思えば、実家にいたころから食事以外自室に籠っていた人間で、親兄弟とも会話は最低限だった。そんな人間がいきなり共同生活とか無理があったのかなと思います。
それ以前に結婚する気がないなら同棲するなよと、まあ、そういう正論もあるのですが。
結果的にはお互いに生活の維持が困難であったため、別れるに至りました。
この一件は自分にとって色々ショックだったし、同じくらい自分を知るいい機会になりました。
今は当分一人でいいかなと。一人で生きていこうと思ってます。一人を満喫して、色々やってみて、また考えていきます。
誰かと生きていくことって、本当に難しい。でも一人で生きていくこともまた難しい。

 

さてはて、私生活も仕事もすこし落ち着いた11月ごろから新しい試みとしてキャンプを始めました。
いや、ほんとに楽しいこれ。
Pixivで「アビキャン△」というシリーズでレポ小説を書いてますが、それぐらいに楽しいです。
どう楽しいかについては、小説の中で深めていきたいのでここでは多く書きません。
キャンプはいいぞ。

 

今年、色々な変化の中、それは多くが受動的なものでありましたが、自分が意図して作った変化もあります。
つまり、創作活動の復帰です。
研修医2年間は毎月診療科が変わるため生活スタイルが安定しません。なので創作活動は休止しようと思っており、専攻医になってから再開するプランでいました。
今年、いよいよ専攻医になって生活も安定してきたタイミングで創作復帰のためにいろいろと手を考えていきました。
その先駆けだったのが日記を書くことです。日々のことを振り返りつつ、書くことそのものを意識する。そのために6月くらいから個人的な日記を書いています。
次の試みがこのブログです。隔週を目途に書き続けること、それもただ書くのではなく人目に触れられる文章を書くことを目標にしていました。おおむねこの目標は守られました。
並行してやっていたのが、「もるげん式todoリスト」です。
詳しくは別の機会にブログで解説しようと思うのですが、日々のタスクをリスト化して管理する、というのをやっていました。
これを始めてから家事、仕事そして趣味の全てがかなり順調に回っています。
発達特性持ちにとって、スモールステップと見える化って大事だなと痛感しました。


そしていよいよ、10月から創作の再開を本格的に運用しています。
現在Pixivで連載中の「「狼と鷹と」/「もるげんれえて」のシリーズ [pixiv]」が実質数年ぶりの本格的な小説です。
色々と目標、目的などは設定してますが、今はとにかく「月1で連載すること」「完結させること」を目標にしています。ぶっちゃけ、当直とか勉強しながらだと今のペース以上だとへばってしまいそうなので。むろん、今後はさらにペースアップ、同時連載も検討してます。
しかし、久々に小説を書くとこれが楽しい楽しい。やっぱり、自分の好きなことなんだなって思い出せました。
楽しいですがつらい。つらいけど楽しい。
締め切り前にひーひー言いながら書いているのがちょっと楽しいです。

 

ちなみに、今の創作スタイルは「毎日、1行でもいいから書く」「1行でも書いたら今日の作業を終了していい」「どこかでまとめて書く」をデフォにしています。以前(学生)は「毎日書く」「休みの日に死ぬほど書く」「徹夜して書く」みたいなスタイルだったので、さすがに同じスタイルで続けるのは体力的にも生活的に厳しいなと変更してみたのです。
結果、この3ヶ月で計2万字をコンスタントに作り出すことができました。ちなみに、一番売れた「ウィリの夢」は5万時くらいで創作に1か月かかってます。
正直、思ったより安定して書けていて、まとめて書くより効率的と気づけました。
継続は力なんだよなあ、と。

 

振り返ってみると、こんな日々とかを送っているもるげんです。
仕事に私生活、趣味や創作にいろいろと手を伸ばし、変わっていく中でそれなりに成長を感じられたかなと思っています。

 

来年ですが、いくつかの目標がありますので、ちょっと書いていきます。
まず仕事面ですが、来年中に院に進むかどうかを決めようと思っています。同時にこれは、自分のキャリアを大きく規定することになる選択です。どれくらい、自分の人生を「医者」に費やすかの選択でもあります。まだまだ悩んでますが、そのうち報告するかな。

 

趣味について、キャンプが楽しいのでもっと幅を広げていきます。来年の目標として、1週間くらいの休みで北関東~東北をキャンプしながら転々と生活する、みたいなことをやりたいです。できれば、ほかの人とキャンプするのもやってみたり。
あと、音楽というものにも手を伸ばしてみたいなと。ピアノかギターかバイオリンか。人生の中で音楽に触れてこなかったので、何か音楽というものを始めてみたいと思ってます。……コロナが収まったらですが。

 

創作周りについては色々な目標があります。
まず、今年はインプットが少し少なかった。現在、週1回は映画館に赴くようにしてるんですが、小説とかをほとんど読めていない(ぶっちゃけ、仕事で本を読んでいるため正直これ以上読むのがつらいのもあった)。インプットが少ないので現在のトレンドが分からないのです。今後の創作にあたって、今何が流行っているか、何が売れているかを押さえておきたいのでこの辺りの強化も目的にしていきます。
創作面では、現在の「狼と鷹と」が完結次第、新しい連作物を書く予定です。すでにプロットに取り掛かっていまして、4月ごろからの発表を目指してます。内容はまたFGOの二次創作なんですが、今度はもう少し「魅せる」ものでありたいと考えています。むろん、今も読んでいただける人に面白いと思ってほしいと書いていますが、「魅せる」ことをより意識していきたいと思ってます。
創作は、今年が「開始」とすれば来年は「準備」の年としたいです。次へと羽ばたくために、虎視眈々と、力をつけて面白いものを作れるように準備していきます。

 

このブログをここまで読んでいただいてありがとうございます。
来年も、もるげんの生活の中でいろいろ感じたこととかを書いていきたいと思います。
「さなぎの時代」から「羽化の時代」へ。
耐え抜くだけの日々ではなく、殻を破り新たな時代へ向かうための年へとしていきたいです。

 

それでは皆様、良いお年を。